ごあいさつ

 子どもの人権保障を進める世界的な指針である「子どもの権利条約」が発効して15周年となりました。各国がこの条約をきちんと履行しているか審査したり、運用の拠り所となる見解をまとめたりする国連の機関が「子どもの権利委員会」です。世界各国から選ばれた18人の委員さんたちが活躍しています。

 2004年1月28日、日本も条約の取り決めにより、この委員会で2回目の審査を受け、重要な勧告が出されました。「子どもの権利条約」に基づいて、日本の子どもたちが置かれている現状を改善し、より一層健やかに育つことができるように、条約や勧告の実現を目指さなければなりません。権利委員さんたちに日本の現状をもっとよく知っていただいて、さらに有意義なコメントをいただければと期待が高まります。

 この夢を実現させよう! 国連では、政府がまとめた報告書と一緒に、NGOグループがまとめた報告書も審査の対象となります。2回目の審査に際してNGO報告書をまとめた「子どもの権利条約 市民・NGO報告書をつくる会」と、その母体となったNGOであるDCIの日本支部が中心となって、条約と勧告を実現するフォローアップの取り組みが始まり、その一環として、10月に、子どもの権利委員会の委員長・ドゥックさん(オランダ)と委員のクラップマンさん(ドイツ)を日本にお招きし、全国各地を巡回していただくことになりました。

 せっかくの機会です。東北にも!福島県と宮城県の有志が動き出しました。招請のための東北実行委員会が立ち上がり、福島県と宮城県にお招きするプログラムの準備が同時並 行で進められています。

 東北への招請は、2005年10月19〜20日の二日間で、クラップマン委員ご夫妻が福島市と仙台市を訪問されます。Mrs.クラップマンは、国連子どもの権利委員ではありませんが、子どもの権利条約の思想的な源流でもあるポーランドの医師であり教育家・コルチャックの研究者として著名な方で、プログラムにご協力をいただきます。

 詳細は福島県と宮城県、それぞれのページをご覧いただきたいと思いますが、企画・運営に当たるメンバーを常時募集しております。どうぞ以下にお問い合わせください。

「東北へ!子どもの権利委員さんを招こう」プロジェクト実行委員会事務局:
〒960−1295 福島市光が丘1番地 福島県立医科大学看護学部S404研究室内
TEL&FAX 024−547−1837(担当: 立柳 聡)
E-mail tachiyan@fmu.ac.jp

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